輸入壁紙と国産壁紙の違いは? 基本編
輸入壁紙はその名の通り日本に輸入された壁紙のこと。サイズやミミの有無など国産壁紙とは規格が違い、貼り方も変わってきます。
柄の違い
輸入壁紙
鮮やかな発色、柄がふんだんに使われたパターン・ダイナミックでインパクトのあるデザイン。これらが輸入壁紙の特徴です。
国産にはないようなデザインが沢山あるため、他の人とかぶらない、オリジナリティあふれるインテリアを楽しむことができます。
国産壁紙
飽きのこないシンプルなデザインや色合いが多いのが特徴です。
紺・グレーなどの落ち着いた色や、柄物もレンガ・木目などのナチュラルなものが人気です。
日本人の好みに合わせたデザインが販売されているので、定番商品が多数あります。
販売形態の違い
輸入壁紙
幅は53cmか68cmのどちらかで、1ロール=10mのロール売りで販売されています。
海外ではDIYが盛んに行われているため、販売されている壁紙の半分以上がDIY用として販売されていたりします。
そのためホームセンターや壁紙屋の店頭に並べやすいロールでしっかり梱包して販売されます。
▲海外の壁紙屋さん
しっかり梱包された壁紙がたくさん並んでいます
▲ロール売りされている輸入壁紙たち
国産壁紙
日本で製造されている壁紙は幅93cm前後で輸入品よりすこし広め。1m単位で「カット販売」されており注文の都度梱包されています。
日本では職人が施工を行うのが一般的なので、工務店や職人が卸先から買うのが主流です。そのため施工現場で余らないように、必要な量だけを注文できるよう1m単位での購入ができるようになっています。
在庫の違い
輸入壁紙
輸入品はヨーロッパや欧米のメーカーが多品種少量生産をしているため、人気の柄でも1〜3年の販売期間が終了すれば廃版になります。
日本国内に在庫が多数あったとしても、なくなれば海外から入荷するのを待たなければなりません。
MORRIS&Co.などの一部の商品は全て海外取り寄せとなる場合もあります。購入の際は納期に注意が必要です。
国産壁紙
大手メーカーが国内の自社工場で製造しているので少品種大量生産方式で作られています。そのため比較的安価で販売されています。
一つの商品の販売期間が長く、レンガ柄・板調などの定番人気の商品は長年販売されています。
新築・リフォームでの施工について
新築・リフォームの際は施工を工務店・職人にお願いすることになると思いますが、あらかじめ輸入壁紙をお願いすることをお伝えしましょう。
国産壁紙を主流に扱う職人の場合は輸入壁紙を断ったり、施工費を高めに設定される方がいらっしゃるからです。
まとめ
- 輸入品は鮮やかな発色や大胆な模様使い、国産品は飽きのこないシンプルなデザインや色合いが特徴です。
- 輸入品はロール販売、国産品はカット販売。
- 輸入品は国内在庫がない場合、納期に時間がかかるため在庫確認が重要です。
- 新築・リフォームで輸入壁紙を貼りたい場合は工務店・職人には相談しておきましょう。